なんと、棚が動くんですね。なるほど。ピックアップする機械は昔からありましたけれど、どれもあまり効果的な仕組みじゃないような気がしていました。なにより機械が複雑になりすぎて、これはメンテが大変だろうと。アマゾンはそれをどうやって克服したんだろうと思っていたのですが、こういうことだったんですね。この方法ならたいして複雑な機械を導入せず、動かし方の効率化はソフトウェアでいくらでも追求できそう。
同じく日経MJ2015/8/5号、「レジ待ち時間半分に」も同じ視点。スーパーのレジ列の効率化は様々に考えられてきましたけれど、なるほどそこで分けるのか、と。セルフレジはいろいろ問題がありそうで、自分でもやったことありますけれど、慣れないと操作が難しい。そのセルフレジと、通常のレジの中間、セミセルフレジは、商品の確定までは店員さんがやって、支払いはお客さんがやる。支払いだけならこれまでもATMとか自販機とか、最近は病院でも無人の支払機がありますし、いろいろな場面でお客さんの側に経験があるので、これなら対応できそうです。しかも、支払い方法が自由に選べれば、クレジットカードなどの(多少)時間のかかる方法で支払いたい場合でも後の方の視線を気にすることなく操作できます。これはいい。
世の中相当便利になってきていると思っていましたけれど、アイデア次第でまだまだ面白いことができそうですね。半分だけ、がキーワードになりそうです。