RAIDはRAID1を利用していて、片方のHDDが壊れたので換装しました。本当ならば同じメーカー、同じ型番のHDDを購入して片方だけを取り替えればいいのですが、ちょっと古いマシンだったので同じモノは見つからず。(実際には、中古または新品でもマニア向けな価格ならばありましたが、500GBのHDD一本に4万円は出せない!)そこで、普通に販売しているHDDを二本購入し、両方を入れ替えることを試みました。
破損した一本をまず取り替え、リビルドした後、まだ生きている方も交換してリビルド。特に問題も発生せず、シンプルに二本のHDDの換装完了。
ところで、古いHDDは500GBで、新しく購入したHDDは1TB。そんなに大量にディスクを使う方ではないので500GBでも十分なのですけれど、1TBが安かったので、残りの部分は捨てるつもりで1TBのHDDを選びました。しかし実際に搭載してみるとやはり500GBしか認識されないのはどこか勿体ない…と思っていたところ、RAID容量を増加させるメニューをRST(Intel Rapid Storage Technology)の中に発見しました。
昔は、RAID1である容量のボリュームを一度構成したら、あとはその容量にずっと縛られるのが普通だったと思います。つまり、最初に500GBで構成すると、あとはいくら大きい容量のディスクに入れ替えようとも、そのボリュームの容量は500GBから変えられなかったと思います。実際、適当にググると、容量を増やしたい!という記事は見つかるのですが、できませんという返事ばかりが引っかかりますね。
ところが時代は変わるもので、上述の Intel Rapid Storage Technology にはRAID1ボリュームの容量を増やす仕組みが搭載されていました。RSTのボリュームの管理の画面に行くと、ボリュームよりも両方のHDD容量が大きい場合にそのリンクが出現しますので、そこから容量を拡大できます。但し、初期化にかなり時間がかかります。
RSTで初期化が終われば、再起動の後、増えた分がディスクの未割り当て領域として[ディスクの管理]などに出現します。あとはその領域を別パーティションとしてマウントするなり、既存のパーティションを拡張するなりすればよいです。
ちなみに、私のケースではCドライブがベーシックディスクでしたので、[ディスクの管理]ではCドライブを拡張することができませんでした。ですが、diskpartならばできるということで、コマンドプロンプトからdiskpartでdiskpartを起動、selsct disk, select partition, select volumeでCドライブを選び、extendで拡張し、これでCドライブが500GBから1TBになりました。
なお、最後に定型文ですが、この通りやっても容量を増やせる保証はありませんので、お試しになる方は自己責任で。