2017年08月03日

WordでLatex

LaTeXで数学、物理の論文を書いたことのある人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。MS Wordでは長らく数式を美しく、読みやすく入力することができなかったので、数学物理など、数式を主に取り扱う論文では圧倒的にLaTeXを使う方が多かったと思いますが、最近、Office 2007頃からだったと思いますが、数式エディタが刷新されてからは、Wordでもそこそこ美しく数式を入力することができるようになったので、もはやLaTeXに頼ることがなくなりました。

過去記事:
Word2007の数式エディタが実はすばらしいこと
マシになった(はず)のMS数式エディタをTeXと比較

さて、そういうところに最近のニュースで、「LaTeXを使った数式の入力がWordやPowerPointで可能に。マイクロソフトが明らかに」というのを見かけました。これは今までの数式エディタと何が違うのでしょう?

MS Wordの数式エディタの入力は、LaTeXっぽい入力ができるのですが、まだまだ開きがありました。例えば、文字自体を操作するのは(例えばギリシャ文字や記号など、また、上付き、下付文字等)ほぼLaTeXと同様の記入感でいけるのですけれど(これをUnicodeMathと言うそうです、参考:「Linear format equations using UnicodeMath and LaTeX in Word」)、分数や記号の入れ子など数式が多段になっているところは、記号を入力すると出てくる箱にうまく文字を入れてやらなければなりません。例えば、分数を入力するには「a/b」と入力すると自動的に

\begin{eqnarray}
\frac{a}{b}
\end{eqnarray}

と書いてくれるのですけれど、あくまでも「自動的」なので、本当は縦でなくて横のまま

\begin{eqnarray}
a/b
\end{eqnarray}

と書きたかった場合でも勝手に縦になってしまって、わざわざ横用の分数をマウス操作で選択してあげなければならない。つまり、やりたいことの7割くらいは簡単にできるようになったのだけれど、もうちょっと融通きいてほしいなぁと思うところはまだ残ってました。それでも、昔の数式エディタと比較すれば入力のしやすさも数式の美しさも格段に良くなったのですが。

ということで、今までの数式エディタはあくまでも数式用文字の入力が簡単になっただけでした。それが今回の記事によれば、LaTeX側にもっと振れて、数式の構造自体をちゃんとLaTeX式に入力ができるようになる。例えば上の分数は、「a/b」と打って自動的に縦にしてもらうのではなくて、ちゃんと「\frac{a}{b}」と入力することになります。(なお、横向きにa/bと書くときには普通にa/bと書けば良いです。)

ちなみに同記事によれば、日本語版への適用はまだまだ先とのこと。待ち望まれます。


posted by jinya at 17:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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